ご挨拶

今年8月1~3日に、日本人間性心理学会第27回大会を関西大学でお引き受けさせていただくことになりました。準備委員一同、微力ながら準備を進めております。

お引き受けするにあたり、これまでの30年近い大会の歴史を踏まえ、自分たちの考える人間性心理学らしい大会とはどのようなものか、を探ってみようと考えました。人間性心理学が他の心理学の学会と異なる点は何か、を考えるとき、研究内容の独自性もあるでしょう。しかし、今回、私たちは研究内容よりはむしろ体験的なあり方にこそ、本学会の独自性があるのではないかと考えて、そこに焦点を当てて大会運営してみようと考えました。実際に参加することでしか得られない学びの体験を大きくするにはどうすればよいかと、準備委員全員で知恵を絞っております。

そのような考えから、今回は敢えて自主企画と懇親会を行わないことにし、かわりにスタンドバーを設置し、“大会企画X「体験! 人間性心理学」”を2日間にわたって行うことにしました。

皆様と共に学びあう場をもてることを楽しみにしております。研究発表も従来の口頭発表だけでなく、ポスターおよびポスター口頭発表という方式も取り入れましたので、ご自分に合う方式をお選びになり、気軽に日々の実践・研究を発表していただきたきたいと思います。

大阪の夏は毎年かなり暑いのですが、どうか体調を整えてお越しください。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。


日本人間性心理学会第27回大会準備委員会
委員長 中田行重

更新内容
●2008年7月28日更新 大会当日のご案内にエスカレーターのご案内を掲載しました
●2008年7月27日更新 発表論文集の訂正とお詫びを掲載しました
●2008年7月14日更新 大会当日のご案内を掲載しました
●2008年7月14日更新 大会およびワークショップの予約参加の受付は2008年7月10日(木)で締め切りました。たくさんのご予約ありがとうございました。あとは大会参加を希望する方のみ当日受付となります(ワークショップは予約参加のみとなっております。当日受付はございません)
●2008年7月14日更新 FAQ(よくある質問と回答)に「年会費の支払いについて」を掲載しました
●2008年7月2日更新 発表プログラムを掲載しました
●2008年7月1日更新 大会参加とワークショップ参加予約受付期間を2008年7月10日(木)まで延長致します。この機会にぜひご予約ください→予約受付を締め切りました
●2008年6月28日更新 ご案内の地図と大会日程を更新しました
●2008年6月25日更新 FAQ(よくある質問と回答)に「ワークショップの空き状況について」を掲載しました
●2008年5月29日更新 FAQ(よくある質問と回答)に「臨床心理士の資格ポイントについて」を掲載しました
●2008年5月28日更新 FAQ(よくある質問と回答)に「発表申込書・論文原稿を e-mail にてご送付いただく際のファイル名について」を掲載しました
●2008年5月25日更新 FAQ(よくある質問と回答)に「発表申込書と論文原稿の送付先について」を掲載しました
●2008年5月21日更新 ご案内会場の地図を掲載しました
●2008年5月19日更新 FAQ(よくある質問と回答)に「大会発表の原稿の文字数について」を掲載しました
●2008年5月16日更新 FAQ(よくある質問と回答)を掲載しました

発表論文集の訂正とお詫び

先日発送いたしました発表論文集の記載に、以下の通りの誤りがございます。お詫びして訂正いたします。

プログラムの記載について
以下の通り、2つの発表(発表者・座長・タイトル・日時・場所)がそっくり入れ替わります。


発表論文について
大出美知子先生の原稿に以下の誤りがありました。本件は私どもの編集作業の際のミスであり、大出先生には一切非はございません。大出先生他、関係者各位におかれましては、大変なご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

p.131左側25行目
誤「メンティーとして安定し始めたIII期においては……」

正「メンティーとして安定し始めたII期においては……」

大会当日のご案内

大会会場へのアクセス
路線図(クリックして拡大):


●大阪(梅田)から
阪急電鉄「梅田」駅から、千里線「北千里」行で「関大前」駅下車(この間約20分)、徒歩約5分。または京都「河原町」行(通勤特急を除く)で「淡路」駅下車、「北千里」行に乗り換えて「関大前」駅下車。

●京都(河原町)から
阪急電鉄「梅田」行で「淡路」駅下車、「北千里」行に乗り換えて「関大前」駅下車。徒歩約5分。

●地下鉄利用のアクセス
地下鉄堺筋線(阪急電鉄千里線に相互乗り入れ)が阪急電鉄「淡路」駅を経て「関大前」駅に直通しています。

●新幹線「新大阪」駅からのアクセス
JR「新大阪」駅から地下鉄御堂筋線「なかもず」行で「西中島南方」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「南方(みなみかた)」駅から「淡路」駅を経て「関大前」駅下車(この間約30分)、徒歩約5分。

●大阪(伊丹)空港からのアクセス
大阪モノレール「大阪空港」駅から「門真市(かどまし)」行で「山田」駅下車、阪急電鉄に乗り換え「関大前」駅下車(この間約30分)、徒歩約5分。

●大会期間中、関西大学ではオープンキャンパスが開催されております。正門方面は混雑が予想されます。混乱を避けるために、南門から会場へお越しください。

●南門へは、淡路方面からお越しの場合は進行方向と反対側、北千里方面からお越しの場合は進行方向の改札を出て、左側の階段をあがってください。

●大会期間中は以下の時間帯に南門よりエスカレーターが稼動しております。どうぞご利用ください。

  • 8月1日 10:30~13:00、19:30~20:15
  • 8月2日 9:00~12:30、 19:30~20:15
  • 8月3日 9:00~10:00、16:00~16:30

大会内容
学会賞受賞特別講演・大会特別企画X・理事会企画シンポジウムの内容につきましては以下の PDF をご参照ください。

発表プログラム

口頭発表・ポスター口頭発表・ポスター発表のプログラム一覧は以下よりダウンロードできます(Microsoft Excel ブック形式):

ご案内

Ⅰ 会期・会場
会 期 :2008年8月1日(金)、2日(土)、3日(日)
     ワークショップ:8月3日(日)開催(同封別紙案内をご参照ください)
行 事:研究発表、学会賞受賞講演、学会特別企画、理事会企画、総会、理事会
会 場 : 関西大学(千里山キャンパス)100周年記念会館
(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号)

会場の地図

100周年記念会館の地図

Ⅱ 大会日程

Ⅲ 大会参加の申込要領
1. 諸費用および納入方法
大会諸費用払い込み諸費用納入は以下の通りです。大会参加のみの場合と、研究発表を行う場合とでは金額が異なりますので、2. 以下の説明もご確認のうえ、同封の郵便振替用紙により、ご納入ください。1名の申込みにつき1枚の振込用紙をご利用ください。
(納入された費用は、自己都合による参加・発表取消等の場合、返却できませんので予めご了承ください)

大会参加費(論文集1冊分を含む)
その他
ワークショップ(予約参加のみ)
ワークショップの参加申込についてはワークショップのご案内を参照ください。ワークショップは先着順のため、大会予約参加費とは別途お支払い下さい。

振込先:郵便振替口座00970-7-193809
「日本人間性心理学会第27回大会」

払込取扱票の記入例(クリックして拡大):

2. 大会予約参加のみの場合(研究発表を行わない場合)
大会およびワークショップの予約参加の受付は2008年7月10日(木)で締め切りました。たくさんのご予約ありがとうございました。あとは大会参加を希望する方のみ当日受付となります(ワークショップは予約参加のみとなっております。当日受付はございません)

3. 研究発表を行う場合
上記の大会参加費、および論文掲載費を2008年5月30日までにご納入ください。弁当代、論文集追加購入費もお支払いになる場合は、それらも合わせてご納入ください。

加えて、発表申込書と発表論文集原稿を同じく2008年5月30日までにご送付ください(以下参照)。

4. 論文集のみ購入する場合(大会に参加しない場合)
上記の論文集追加購入費を2008年7月10日までにご納入ください。

Ⅳ 研究発表の申込要領
1. 発表の形式
8月1日(金)と2日(土)の午後に研究発表が行われます。本大会では会員からの活発な発表を期待し、発表の形式を以下の3つとします。

① 口頭発表(40分または90分)
口頭による発表、および発表後に討論を行います。各会場に座長がつき、座長はコメンテーターも兼ねます。40分・90分のいずれかの枠を希望することができます。

② ポスター口頭発表(90分)
同じテーマをもつ発表者3名のポスター(横78.8cm×縦109.1cmを1枚)を1つの会場に掲示し、30分間のポスター掲示で個別の質疑を受け、残りの60分間は座長の進行で総合討論を行います。同一会場での発表を希望する他の演題がある場合は、発表申込書に記載してください。ただし、希望に添えない場合もあります。また、希望がない場合は、事務局でマッチングを行います。

③ ポスター発表(在籍時間90分)
大会内の定められた期間(ご自分の発表の行われる日)ポスター(横78.8cm×縦109.1cmの模造紙1枚)を掲示していただきます。掲示日のうち、指定された90分間はポスター掲示場所に待機し、発表者と質問者が個別に質疑応答を行います。

2. 研究発表者・連名発表者の条件
① 発表申込が学術社(以下)に届いた時点で、本学会の正会員もしくは名誉会員であること。
② 発表申込を学術社(以下)に届いた時点で、2008年度日本人間性心理学会会費を納入済みであること(2007年度以前にも会員であった場合、その会費も納入済みであること)。
③ 連名発表者は発表申込が学術社(以下)に届いた時点で、正会員、名誉会員あるいは準会員であって、研究発表者同様に上記要件の②を満たしていること。
④ 大会当日、受理された発表の形式で発表を行うこと。

3. 発表回数
研究発表者になれるのは会期中1人1回です。ただし、連名発表者はこの限りではありません。

4. 発表申込受理の要件
発表希望者は、2008年5月30日までに以下の3つを全て完了してください。それにより、発表申込を受け付けたものとします。

① 発表申込書の送付(e-mailまたは郵便書留)
② 発表論文集原稿の送付(e-mailまたは郵便書留)
③ 大会予約参加費・論文集掲載費の納入(同封の郵便振替用紙を使用)

5. 発表申込書と発表論文集原稿の書き方
別紙の「発表論文集原稿作成要領」および「発表申込書」をご参照ください。

Ⅴ 学会賞受賞講演、学会特別企画X、理事会企画、学会総会
1. 学会賞受賞講演(8月1日(金)16時30分から17時30分)
2007年度の学会賞を受賞された畠瀬稔先生に、受賞記念のご講演をしていただきます。

2. 大会特別企画X「体験! 人間性心理学」
今回は懇親会と自主シンポジウムは行いません。かわりに、8月1日と2日に“大会特別企画X「体験!人間性心理学」”を行います。これは、先ずラージコミュニティミーティングにおいて参加者全員が集まり、今この場で何を感じ、何をしたいと希望するか、などの意見を自由に話していただきます。そこから、「では何をするか?」を決め、実際にやってみたいと思っています。関心が分かれれば、関心別グループに分会する可能性もあります。 “今、この場”において自発的な参加をすることから何かが生成される体験を、皆さんで創造したいと思っております。スタンドバーに軽食もご用意しておりますので、リラックスしていただきながら、多彩な人たちの集まる、年に1度のせっかくのこの機会を十分に活かし、新鮮なプロセスが生まれることを期待しております。特別企画に“X”としたのは、企画の時間がなかったためではありません。準備委員としては、何が生まれるか分からないというその体験を尊重する意味で、“X”という文言を敢えて入れることにしました。 発表論文集を読むだけでは得られない、人間性心理学体験の生成のプロセスに是非ご参加いただきたく思っております。

3. 理事会企画シンポジウム(8月2日(土)9時30分から11時30分)
題目:「わが国におけるヒューマニスティック・サイコセラピーの発展と課題」
内容:わが国において実践、理論、研究及び教育訓練が展開している主要なヒューマニスティック・サイコセラピーの発展と現状を確認し、今後の課題を明確にします。異なる立場の話題提供者3~4名と1名の指定討論者を予定しています。

2. 学会総会
8月1日(金)11時00分より学会総会を開催いたします。会員の皆様は是非ご参加ください。なお、総会の時間内に学会賞表彰も行います。

Ⅵ その他のご連絡事項
1. 予約参加の方は、当日参加証をお忘れにならないよう、ご留意ください。
2.宿泊については、各自でご手配くださいますようお願いいたします。
3.会期中、保育室の用意はいたしませんのでご了承ください。
4.夏期休暇中の休日であり、大学内の飲食店が開いているかどうかは現時点では未定です。大会会場の最寄り駅から関西大学正門までの間にコンビニはあります。弁当の予約販売もいたします(上記)。同封の郵便振替用紙に記入しご注文ください。
5.お車でのご来場はご遠慮ください。
6.例年行われる自主企画および懇親会は、今回は行いません。
7. 1日と2日は、スタンドバー(ドリンク、夕方からはアルコールや軽食の有料サービス)を設置する予定です。どうぞご利用ください。

Ⅶ 今後の通信予定
大会論文集、大会参加章(名札)及び領収書の送付:2008年7月下旬
その他、大会に関する情報は本ホームページにも掲載していきます。

Ⅷ 第27会大会に関する連絡先
大会参加、研究発表申込および発表原稿の送付については、別紙をよくご覧下さい。送付先はいずれも学術社ですので、間違いないようにお願いします。

大会参加、研究発表申込書および論文集原稿送付先
(株)学術社
〒115-0055 東京都北区赤羽西6丁目31番5号
Tel 03-5924-1233 FAX 03-5924-4388
e-mail:  shinri@gakujyutsusha.co.jp

大会準備委員会事務局
日本人間性心理学会第27回大会準備委員会事務局
〒564-8680大阪府吹田市山手町3丁目3番35号
関西大学文学部 中田研究室内
e-mail: 2008JHPC@gmail.com

非会員の参加方法

当学会の非会員が本大会へ参加を希望される場合は「臨時会員」としてご参加いただくことになります。

(1)予約参加の場合
大会およびワークショップの予約参加の受付は2008年7月10日(木)で締め切りました。たくさんのご予約ありがとうございました。あとは大会参加を希望する方のみ当日受付となります(ワークショップは予約参加のみとなっております。当日受付はございません)

(2)当日参加の場合
直接会場へお越しいただき、大会参加費(12,000円、論文集1冊分を含む)を受付にてお支払いいただきます。論文集を追加購入される場合は、1冊につき4000円をお支払いいただきます。

日本人間性心理学会第27回大会 発表論文集原稿作成要領

発表論文集の原稿は以下の要領で作成してください。

1.原稿の送付期限、部数
論文集に掲載するに当たり、原稿はワープロ等で作成してください。
2008年5月30日までに発表申込書と共に原稿をe-mailで学術社(以下)宛てに添付ファイルにてご送付ください。
e-mailにて送付不可能な方は簡易書留にて電子記録媒体(フロッピーディスク、CD等)、A4版のワープロ用紙、コピー用紙(感熱紙は不可)による印刷原稿2部、発表申込書1部をお送りください。なお、大会予約参加費・論文集掲載費の未納入の場合や、書き方が不備の場合には受理出来ませんのでご留意ください。
原稿と発表申込書の書式は大会ホームページからダウンロードすることも出来ます(Microsoft Word (R) 対応)。      

送付先 : 株式会社 学術社内 人間性心理学会27回大会
住 所 : 〒115-0055 東京都北区赤羽西6丁目31番5号 
電 話 : 03-5924-1233  Fax:03-5924-4388
e-mail : shinri@gakujyutsusha.co.jp

※  e-mailでは件名に「人間性心理学会27回大会原稿(発表者氏名)」とご入力ください。
※  簡易書留では電子記録媒体のラベル等に「人間性心理学会27回大会原稿(発表者氏名)」とご記入ください。

2.内容と書式
原稿の基本的な書き方については本学会機関誌「人間性心理学研究」投稿規定に準じます。
次の4つを必ず記してご提出ください。
1)演題(40文字以内)
2)発表者氏名・所属機関
3)keyword(3~5語)
4)本文(制限字数に注意しつつ、その制限字数を最大限に利用してお書きください。制限字数に比して少ないものは受理しないことがあります)
※  口頭発表の論文集原稿(本文)の制限字数は3,600字以内(印刷時にはA4用紙2枚分に相当します)。
※  ポスター口頭発表およびポスター発表の論文集原稿(本文)の制限字数は1,650字以内(印刷時にはA4用紙1枚分に相当します)。
※  本文は科学的学術文献の水準を保ち、研究としてのまとまりを考慮してください。
【目的】、【方法】、【結果】、【考察】などの用語を用いて記述してください。
※  図表を掲載する場合、図表1枚につき本文を220文字減らしてください。
※  添付する原稿のファイル名は「原稿 演題・氏名」としてください。

3.倫理的配慮
原稿および発表に使用する資料は人権尊重・個人情報保護の観点に配慮して作成してください。
①  事例など
(ア)  事例等を使用する場合は、対象者の承諾を得るとともに、原稿等に旨を明記すること。
(イ)  対象者の承諾を得ることができない場合、その理由を原稿等に明記すること。
②  対象者に関わる事項
(ア)  氏名は、イニシャルではなく、A氏、B氏といった任意のアルファベットを用いること。
(イ)  年齢は、「34 歳」であれば「30 歳代前半」とすること。
(ウ)  特定の年月は、「2000 年4月」であれば「X年Y月」等とすること。
(エ)  その他個人を特定できる内容は、原稿等の内容に影響しない範囲で変更すること。
③  上記の他、調査及び共同研究等に係る発表の場合、調査及び共同研究等の協力者、関係機関等の承諾を得ること。

記載例(内容は全く架空のものです)
演題名
実存的生き方と自己概念 -アルコール依存を克服した男性達へのインタビュー調査-

発表者氏名・所属機関
関西太郎・関西大学

Keyword
実存的生き方、自己概念、アルコール依存、刹那的快楽

本文
【目的】  嗜癖を克服する過程で自己概念がどのように変化するかについてFord(1999)らは既に・・・。
【方法】  アルコール依存を克服した男性の協力を得るため~を訪れ、本研究の目的および守
秘義務について説明した。このうち・・・。
【結果】  最終的にインタビュー調査を行うことが出来たのは4人であった。彼らは全員、治療グループによって支えられていたが、経緯には違いがある。以下、表に示す。・・・
【考察】  4人に共通する自己概念上の変化の特徴としては、先ず家族関係に関する・・・。

ワークショップのご案内

1.日時
2008年8月3日(日)  10:00 ~ 16:00

2.場所
関西大学(千里山キャンパス)100周年記念会館
(大阪府吹田市山手町3丁目3番35号)

3.参加費
正会員・準会員   8,000円
臨時会員(非会員) 9,000円
(※学生料金設定はありません。)

4.昼食
お弁当を予約することも出来ます(予約弁当費  1,000円)。
夏期休暇中の休日であり、大学内の飲食店が開いているかどうかは現時点では未定ですので、ご持参いただくか、お弁当を予約されることをお勧めいたします。大会会場の最寄り駅から関西大学正門までの間にコンビニはあります。

5.申込
ワークショップは全部で7つ行われます。同封の郵便振替用紙に希望するコースを第3希望まで書き、参加費をご納入ください。先着順に第1希望のコースを受講していただきます。第1希望のコースが多数の場合、第2・3希望のコースに回っていただくこともございますので、あらかじめご了承ください。また当日の受付はございませんので、必ず事前提出をお願いい弁当を予約される方はそれも合わせてご納入ください。参加費の確認が出来た時点で申込受付とします(先着順)。なお、ご希望のワークショップが定員受付を超えていた場合にはご返金いたします。どのコースも定員は40名ですが、希望者の状況によっては大きな会場を使い、定員増加を行って、少しでも希望に添えるよう調整を行います。

ワークショップ申込は、大会予約参加申込とは別になっていることをご留意ください。
当日、事前に郵送するワークショップ受講章を必ずお持ちいただくようお願いいたします。

振込先:
郵便振替口座00970-7-193809
「日本人間性心理学会第27回大会」

払込取扱票の記入例(クリックして拡大):

コースの内容と講師紹介
(講師名の五十音順)


コース1 来談者から学ぶために  講師:小野 修
心理臨床家としての成長・実力向上のための、あなたの学びの源泉はどこですか? 今回は、私と一緒に「来談者から学ぶ」という道を考えてみませんか。
①『来談者から学ぶ対人援助者の成長』(『人間性心理学研究』11(1),pp.83-95.)
②『対人援助者成長の一方法―『気付きカード法』―』(『人間性心理学研究』24(2),pp.13-22.)
③『来談者から学ぼうとする対人援助者―そのあり方の援助的効果仮説―』(未発表)
の3部に分けて、お互いに学んでいきましょう。できるだけ演習を多くする予定です。これらの文献コピーについては当日お配りします。身近なSV機会の乏しい方々、行き詰まり感・不成就感・自己不全感、燃え尽き感にお悩みの方々にとって、そこからの脱出のきっかけにならないかと願っております。

<講師紹介>1934年生まれ。京大教育学部卒業後実家に帰り、香川県職員(心理職)歴30年。教護院3年、精神衛生センター2年の他は児童相談所心理判定員、判定課長、最後8年は所長、その間婦相所長、精更相所長兼務。53歳の時から某私大で教養の心理学担当3年、臨床心理士養成大学院教員3年。元人間関係研究会スタッフ。最大のフィールドは『不登校児の親のグループ』、現在30年目を継続中です。そこから学んだことで、単行本4冊と幾つかの論文が生まれました。高松で『カウンセリング基礎講座』を主催、実施中です。(4月より第3期予定)


コース2 サポート・グループ ~ 実践の広がりと、目指している世界 ~ 講師:高松 里
「どうしようもないこと」ってたくさんあると思いませんか。死別(病死や自死)、虐待や暴力(戦争や犯罪)によるトラウマ、身体障害、慢性疾患、嗜癖、年を取ること…。これらの問題の多くは、乗り越えることも、改善することも、治すこともできません。問題を受け入れ、共に生きていくしかない。しかし、もし同じ問題を背負う仲間がいれば、ずっと生きていきやすくなります。また辛いとしか思わなかったことからも、何かしら意味を感じ取れるようになっていきます。
サポート・グループは、当事者以外の人々(専門家等)によって運営される小グループです。ここ数年たくさんの実践が行われてきましたので、それらのグループを紹介したいと思います。また、サポート・グループが持っている世界観(あなたはあなたのままでいい、等)について、皆さんと一緒に話し合っていきたいと思っています。なお、当日は講師以外に、ゲストを何人か呼ぶ予定にしています。

<講師紹介>留学生センターでの仕事を含めて、地域心理臨床にずっとかかわってきました。サポート・グループというアイディアを提案し、多くのグループが生まれ、そのスーパービジョンも行ってきました。地域社会に住む多くのマイノリティの人々(障害、病気、人種、犯罪被害、戦争被害等)のネットワークが広がり、人々が誰にも脅かされず安心して平和に生きることができる世界を目指しています。
九州大学留学生センター 准教授 (臨床心理士、多文化間カウンセラー)。
著書:「セルフヘルプ・グループとサポート・グループ実施ガイド」(金剛出版、2004年)
「サポート・グループの実践と展開(仮題)」(金剛出版、2008年発行予定)


コース3  キャリア・ライフプランニングワークショップ ~自分らしい働き方・生き方をデザインすることを通して、キャリアカウンセリングの理論と実践を学ぶ~ 講師:平井達也
21世紀に入り、自分の仕事のやりがいや人生の生きがいを自ら創出していく時代が到来しています。それに伴い、「自分のキャリアや人生プランを見直してみたい」、「仕事のやりがいを見つけたい」、「第二の人生の生き方を考えたい」など、 自分らしい働き方や生き方を求めるニーズも高まっています。本ワークショップでは、日本では比較的新しい分野であるキャリアカウンセリングの理論や実践を学ぶことを通して、参加者のみなさんが自分の強みや可能性を発見し、それを自分らしい生き方に活かしていくことを目的としています。具体的には、講義・グループワーク・ロールプレイなど多彩な学習方法を用いながら、キャリアカウンセリングの理論、スキル、グループワークのデザインなどを、体験的にかつ楽しみながら学べるようにデザインされています。今後もニーズが高まると思われるキャリアカウンセリングを、この機会にぜひご一緒に学んでみませんか。

<講師紹介>一橋大学社会学部卒業、九州大学大学院教育学研究科博士課程を修了。1998年からフルブライト奨学金により、アメリカ合衆国University of Minnesota大学院博士課程において、キャリアカウンセリング/カウンセリング心理学を学んで来ました。米国ではキャリアカウンセラーとして勤務した経験も持ち、日本に帰国後は大学生・大学院生や一般社会人、キャリアアドバイザーやカウンセラーなど幅広い層を対象に、キャリアワークショップの開催やキャリアカウンセリングの授業を行ってきました。現在, 九州産業大学専任講師(国際文化学部臨床心理学科)/九州大学健康科学センター非常勤カウンセラー/臨床心理士。


コース4  英国のPCAで大切にするもの ~英国のセラピストトレーニングコースから、日本の心理臨床のトレーニングを考える~ 講師:三國牧子
英国はPCAが盛んな国です。PCAのセラピストを育てる為の専門のトレーニングコースがあり、PCA専門の出版社もあります。またそのトレーニングの内容は世界的にみてもほかに類のない、PCAのプロを作る機関となっています。PCAのプロって何でしょうか?
トレーニングコースにはPCAの理論理解やカウンセリングの実践も含まれますが、何よりもこのコースを特徴付けているのは“Personal-Development”です。Personal-Developmentは私たちがどのように自分を見つめ、またセラピーの中での自分のあり方を知るために大切な自分自身の成長のためのトレーニングであり、このコースの中核をなすものです。なぜ、“自分自身の成長”をここまで大事にするのか? このことは英国のPCAのあり方に影響をしているようにも思われます。
私自身が実際に体験したPCAのトレーニングを通して私が感じたこと、また最近の英国で入手できるPCAの書物や理論を通して分かる、PCAで大切にするものを皆さんと一緒に考えていきたいと思います。

<講師紹介>幼稚園、インターナショナルスクールでの教員経験を経て、1999年英国イースト・アングリア大学のカウンセリングコースに留学し、ブライアン・ソーンに出会い、彼との交流からPCAの根底にある人に対する愛情を体験するという好機に恵まれました。修士課程を修了し、2001年帰国、学生相談室で相談業務をしています。カウンセリングの他にBEGにも多く関わり、多くの人との出会いを楽しんでいます。今回のワークショップでの新しい出会いを今から楽しみにしています。昨年末に翻訳した英国の本「パーソンセンタードアプローチの最前線:PCA諸派のめざすもの」(コスモスライブラリー)は、英国のPCA事情を知るには最適の本です。
コース5 Experiential Collage Work(体験過程流コラージュ・ワーク) 講師:三宅麻希・矢野キエ・池見陽
私たちが体験過程流に行っているコラージュ法は、広く知られているコラージュ療法の実施法や解釈とは少し違っていることに気づき、最近論文にまとめました(Ikemi, Yano, Miyake, Matsuoka, 2007)。その特徴として、作成時にフェルトセンスを大切にできるような導入をすること、作成したコラージュを振り返りで言い表し、新しく形成されつつある意味を作成者自らが見出す過程を重視することが挙げられます。
本ワークショップでは、まずExperiential Collage Workについて概説し、実際にみなさんに体験していただきます。終わりには事例を提示し、ディスカッションしながら理論的意義も含めて理解を深めたいと思います。
※なお、ご参加される方は、「はさみ」「のり」「雑誌数冊」をご持参ください。

<講師紹介>
三宅麻希:The Focusing Institute 認定トレーナー、関西大学心理臨床カウンセリングルーム相談員、関西大学文学部非常勤講師。
矢野キエ:The Focusing Institute 認定トレーナー、関西大学文学研究科博士後期課程、大阪キリスト教短期大学助教。
池見 陽:関西大学教授(文学部、社会学研究科、心理学研究科)、The Focusing Institute 認定コーディネーター、日本人間性心理学会常任理事。


コース6 気づきと体験の共有を促す言葉:人間性心理学から一人称の科学へ 講師:村川治彦
このワークショップでは、人間性心理学が育んできた多様な伝統の中で、特に質的研究法に焦点を当てていきたいと思います。まず、ユージン・ジェンドリンとドン・ハンロン・ジョンソンが提起した「一人称の科学」をキーワードに、近代科学の枠組みの中で「主観的」として排除されてきた個人の体験をもう一度学問的探求に位置づける上での諸問題について考えていきます。そして、体験と言語の関係についてのジェンドリンの哲学、エリザベス・ベンケが示した現象学とセンサリーアウエアネスの関係などを参考に、個人の体験を主客二元論に陥らずに意味のある形で研究に活かしていくための具体的な記述の仕方やインタビュー法などの実習も行いたいと思います。学問の世界で自分自身の声を見失わず、また閉じた信仰の世界に籠らないために・・・。

<講師紹介>大学で宗教学を学んでいた時にトランスパーソナル心理学に出会い渡米しCalifornia Institute of Integral Studiesに入学しました。そこで個人を超える前に自分の「からだ」に根ざすことの大事さを痛感し、ゲシュタルト療法やセンサリーアウエアネス、太極拳など東洋と西洋の身体技法を体験しました。ところが修士論文を書く段になって、そうした学びが客観的に数値化されることでしか評価されない現実に愕然として、以来20年に渡りからだの探究を「一人称の科学」としてまとめることに関心をもってきました。2006年に帰国しCenter for East-West Dialogue の代表(2008年3月まで)、Association for Transpersonal Psychologyの常任理事として、日米の人間性心理学者、トランスパーソナル心理学者の交流に携わっています。2008年より関西大学文学部身体運動文化専修准教授。


コース7 ロジャーズの「態度条件」を学ぶ ~インタラクティヴ・フォーカシングを通して~ 講師:諸富祥彦
ジャネット・クラインが開発したインタラクティヴ・フォーカシングを通して、ロジャーズの態度条件をあらためて学びなおします。
インタラクティヴ・フォーカシングは、いくつかの制約されたルールがありますが、そのルールにもとづいたトレーニングをおこなうことによって、共感的理解や一致といったことを具体的に学び直す最良の方法になると思います。
講義だけでなく、実際のインタラクティブの体験に少しでも時間をとりたいと思っています。どうぞゆったりした気持ちでご参加ください。

<講師紹介>明治大学文学部教授 大学院の授業などを通して、インタラクティヴ・フォーカシングの学習が、ロジャーズの態度条件を学ぶいい方法であることを実感しています。
夏はすごく忙しくて、多少ばてているかもしれませんが、みなさんとゆったりした時間を過ごすことで、ゆとりを取り戻したいと感じています。はじめての方や久しぶりの方とお会いできるのを楽しみにしています。関大前のたこ焼きもたのしみです。
監訳『インタラクティブ・フォーカシング・セラピー』(誠信書房)
http://morotomi.net/

各種書式のダウンロード

発表申込書と各種原稿の書式は以下よりダウンロードできます。

FAQ(よくある質問と回答)

(1)発表申し込みに当たって
人間性心理学会の年会費を払っていることが条件です。
人間性心理学会の年会費の支払いは次の通りです。
郵便振替口座番号は 00180-1-78647  加入者名は 日本人間性心理学会 
正会員の年会費は7000円です。

(2)発表原稿について
今回の発表論文原稿については、会員の皆様の手間を省くために、これまでの大会と違って、編集はこちらで行うことにしております(余白、フォント、段組、その他の細々としたこと)。発表論文集原稿作成要領通りにご提出いただければ結構です。

(3)大会発表の原稿の文字数について
会員の皆様に郵送した"発表論文集原稿作成要領"と、大会専用ホームページの"口頭発表書式"、"ポスター口頭発表・ポスター発表書式"で文字数の表記が若干異なっており、ご迷惑をおかけしております。

郵送した大会案内の表記では次のようになっております:
口頭発表の原稿「3600字以内」、ポスター口頭発表およびポスター発表の原稿「1650字以内」

大会専用ホームページでは次のようになっております:
口頭発表の原稿「3696字以内」、ポスター口頭発表およびポスター発表の原稿「1716字以内」

つまり、いずれの発表形式も、郵送の大会案内の掲載の字数に比べ、大会専用ホームページ掲載の字数ほうが多くなっております。これは、大会専用ホームページの字数が、【目的】【方法】などの小見出しの文字や空白部分を含めた本文全体の字数を表しているためであり、郵送の大会案内の字数は、空白部分を除いたものを概算したものです。手書きで原稿をお書きになる方もいらっしゃるので、郵送のほうには、少なめで文字数のキリのよい数字を掲載させていただいております。

正式の字数としては、ホームページに掲載の字数を採用して下さい。つまり、小見出しや空白を含めて本文全体を3696字(口頭発表)、1716字(ポスター口頭およびポスター発表)以内に収めていただけたら結構ですので、よろしくお願いいたします。

紛らわしい表記でご迷惑をおかけし、申し訳ござません。

(4) 発表申込書・論文原稿の送付先について
発表申込書と発表論文原稿を e-mail にてご送付いただく場合、会員の皆様に郵送致しましたご案内には kod@gakujyutsusha.co.jp が、本ホームページには shinri@gakujyutsusha.co.jp がそれぞれ送信先として掲載されていますが、どちらのアドレスにお送りいただいても問題ありません。混乱を招く結果となり、申し訳ございません。

(5) 発表申込書・論文原稿を e-mail にてご送付いただく際のファイル名について
発表申込書と発表論文原稿を e-mail にてご送付いただく場合、先日お送り致しましたご案内にはファイル名を「演題・氏名」とすべきか「氏名・演題」とすべきか明記されておりません。また、発表申込書と発表論文原稿のファイル名をまったく同一のものとするのは、ファイルの管理上好ましくありません。

今後ご送付いただく方は、次の命名規則でそれぞれのファイル名をつけてくださいますよう、お願い申し上げます:
  • 発表申込書のファイル名 → 「申込書 演題・氏名」
  • 発表論文原稿のファイル名 → 「原稿 演題・氏名」
混乱を招く結果となり、申し訳ございません。
※今後(5/28(水)以降)ファイルをご送付いただく方のみ対象です。すでにご送付いただいた方は問題ありません。

(6) 臨床心理士の資格ポイントについて
大会参加だけでも2ポイント、ワークショップ参加だけでも2ポイント、2つに参加した人は合計4ポイントになります。特に参加証の発行は予定しておりません。臨床心理士資格の更新の手続きの際には、当日の参加証がその証明になりますので、失くさないようにご注意ください。

(7) ワークショップの空き状況について
7コースそれぞれまだ余裕があります。第5コースと第7コースは若干余裕がすくなくなりつつあります。

(8) 年会費の支払いについて
正会員・準会員の方で、年会費が未納の方は、8月1日と2日に支払いを受け付けております。この機会にお支払いくださいますようお願い申し上げます。

準備委員のご紹介

本大会の準備委員をご紹介します(アルファベット順)
  • 青木剛
  • 阿津川令子
  • 福岡直樹
  • 星加博之
  • 池見陽
  • 串崎真志
  • 松本剛
  • 三宅麻希
  • 望月直人
  • 村川治彦
  • 永井知子
  • 永野浩二
  • 押江隆
  • 斎藤恵子
  • 酒井隆
  • 菅村玄二
  • 上西裕之
  • 矢野キエ